スムーズなシフトが鍵

開業するためにはいうまでもなく準備が大切です。自分でなんとかやっていけるだろうという経営やスキル、人脈等々をもっていても先立つものがなければ始まるものも始められません。
自分が開業したいお店周辺エリアのリサーチ、競合していく相手の調査なども必要です。同じ飲食業界がひしめき合っているエリアの中にのりこんでいくのであれば、顧客をどのように獲得していくのか、物件の吟味と同時に、そのエリアにおける人の動きをあらゆる曜日、時間帯で調査し、勝算があるかどうか事前の調査が重要になってきます。
一般に、開業までの運転資金として、自分が見込む年収の50%程度は事前に用意しておいたほうがよいといわれています。例えば、見込み年商1000万円でしたらば、最低500万円程度は準備をしておくのが賢明です。
開業してから、経営が軌道にのるまでは、一般的には6カ月程度はかかるといわれています。
エリアの調査、物件の吟味をしていく上で、ある程度自分の決めていた内装のイメージにかなう物件が絞られていくと思います。その中で、自分のしたい仕事の目的が同じ設備がそのまま使わせてもらえるといった居抜き物件があれば、前のオーナーさんと交渉をしてみましょう。
設備費内装費など、開業資金を大幅に下げ、準備期間も短縮することができます。撤去して、家賃を払わずに済むのですから、テナントを早く渡したい事情を抱えているオーナーさんにとっても、居抜きで渡すということはメリットがあります。
お互い、条件面でwin-winになるよう交渉をすすめていくとよいでしょう。